夏至と冬至の日照時間と太陽角度の違いとは?日の長さが変わる理由はなぜ?

季節感を表現する言葉の中でも、群を抜いて「もうこの時期かぁ…」としみじみと感じさせてくれるのが、「夏至と冬至」だなぁと思うのですが、皆さんはいかがですか??不思議とこの日前後を境に、日が伸びたりちぢんだり…する気がする?なんとなーくそういう日で過ぎてしまわないように、今一度、この二日間について整理してみましょう!(画像引用元:http://plaza.rakuten.co.jp/

「夏至の日」「冬至の日」はいつ頃?

毎年日にちは変わってきます。大まかな目安として二十四節気に含まれていて、詳しくはこちらの記事で触れています!四季の移ろいの区切りでもあります。

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「夏至」と「冬至」の日照時間はどのくらい?

まずは「日照時間」とは太陽の陽の光が当たる正味時間。一日中曇りならば日照時間はゼロということです。天気予報でもよく聞く言葉ですよね。日の射し方には「可照時間」という言葉もあり、これは一日の中で、太陽の光が届くはずの時間全てを指します。お天気に関係なく、日の出から日の入りまでの時間、ということです。

「日照時間」「可照時間」ともに下表の黄色い部分をさします(‘ω’)ノ

夏至と冬至について、一般的には…

夏至 日の出:早い / 日の入:遅い 一年で一番日が長い日(昼間が長い日)
冬至 日の出:遅い / 日の入:早い 一年で一番日が短い日(夜が長い日)

といいますね。

太陽の動きをよ~く見ると、本当に「一年で一番日が長い日・短い日」は、夏至・冬至ではないことがわかります。それは、地球が少し傾いて公点している(季節の移ろいの原因)が関係してきます。

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引用元:http://www.nao.ac.jp/

日の出が一番早い日 夏至の約1週間前 日の入が一番遅い日 夏至の約1週間後
日の入が一番遅い日 冬至の約10日位前 日の入が一番早い日 冬至の約10日位後

というように、実は、夏至・冬至ともに前後に少しずれた頃に日の出・日の入の最長短日がやってきます。夏至・冬至はこのサイクルが近づいていますよ~という区切りでもあるのです。太陽の光が地球に当たる角度が大きく関係しています。

「太陽の日照時間が最長の日に至る、夏至」

「太陽の日照時間が最短の日に至る、冬至」

といえます。

夏至と冬至の七十二候については、こちらの記事にて触れています。こんな時期、あんな時期…。知っていると誰かに伝えたくなってしまうような豆知識ですよ~(‘ω’)ノ

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太陽角度の違いは?

夏至と冬至ではこんなにも太陽の高さが異なります。

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引用元:http://rubeusu-trend.com/

そしてこの太陽の動きが日の出から日の入を指します。夏至と冬至の太陽角度の差は歴然ですね。夏至は高い位置から太陽の光が射すために、影は短く、冬至は低い位置から太陽の光が射すために影が長くなります。真夏は、自分の影がとても短いのは、太陽が下表のような動きをしている時期のためです。

太陽角度 対地表の角度 太陽光の角度・地表の気温変化等
夏至 垂直に近い 日照時間は長く、地表はより温められ気温が上がる
冬至 水平に近い 太陽光が低い角度から射し、地表が温まりにくく気温が低い

改めて見てみると、1年の中でこんなにも角度が変わっていて、地球規模の出来事なのだなと実感できますね。

日照時間と太陽角度についてみてきたところで、日の出入りが変わる理由ははっきりしました♪

日の出・日の入りが変わる理由

☆ 最大の理由 ☆ 日照時間の最大小が、夏至と冬至の前後にくるため

◎ 地球が公転し太陽の周りを廻るため、約半年かけて日照時間の節目に出会う

◎ 日本は北半球に位置し、一番季節を感じやすい緯度・経度に位置するため

 

視点を変えてみたら、面白い♪ 夏至と冬至!

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引用元:https://www.asiabiomass.jp/

夏至・冬至は祝日でも休日でもありませんが、自然界の視点で見たら、大きな出来事の日です。それは日本を地球規模で考えた時に、四季の移ろいを感じながら答えの出てくるお話でした…。日々を大切に過ごしたいとしたら、なんとなく過ぎてしまったらもったいないと思いませんか???

ちょうど夏至と冬至の中間にあたる春分の日と秋分の日については「春分の日とは何をやる日でどんな意味がある?決め方や計算方法について」「秋分の日はいつ?おはぎを食べる理由や意味と由来は?」の記事をご覧ください。

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