朝焼けがとってもきれいだなぁとすがすがしい気持ちになったり、夕焼けがキレイでついつい見とれてしまった経験って誰にでもあるのではないでしょうか。
実は、日本では昔から朝焼けや夕焼けを見ると次の日の天気がわかると言われています。
現在ではネットや携帯電話・スマホの復旧でいつでもどこでも次の日の天気がわかるようになりましたが、昔は朝焼けや夕焼けで翌日の天気を判別していた時代もあったのです。
どこか昭和的な懐かしい風景を想像することができますよね。
でも、なぜ朝焼けや夕焼けで昔の人は天気を判断できたのでしょうか。
ちょっと気になったので調べてみました。
今回は、「朝焼けや夕焼けが綺麗な翌日の天気の意味は晴れor雨?原因のなぜを分かりやすく解説」をテーマにお送りします。
記事の内容
天気がわかるのは日本がある位置がヒントだった?!
日本は天気が西から東へと移り変わっていくと言われています。
一般的に日本付近では高気圧や低気圧が西から東に移動するのです。
よく冬になると「西高東低」てなんていう言葉を聞くことがありますよね。
西から東というのがポイントですよ。
そもそも夕焼けで空が赤く見えるのはなぜ?
なんで夕焼けで空が赤く見えるのか気になったことはありませんか?
それはとっても幻想的なことが起こっているからなんです。
大気中には水蒸気や粉塵などの微粒子がたくさん浮遊しているのはご存知ですか?
眼では見ることができない微粒子が、空が赤く見えることに関係してるのです。
この微粒子の浮遊は光線を出しているんですよ。
その光線と太陽の光が大きなポイントです。
青や紫などの波長の短い光線から、赤や黄色、橙色などの波長の長い光線まで多数の光線を出しています。
ところが人間の目に見えるのは、赤や黄色、橙色などの波長の長い光線だけなんです。
その光線が夕焼けの雲に当たっていることで、空が赤く見えるという仕組みなんです。
ちょっと感動しちゃいますよね。
夕焼けがきれいな日の翌日の天気は?
夕焼けの場合から見ていきましょう。
夕焼けがきれいな場合の天気はどうなるのでしょうか。
夕焼けがきれいな場合は、太陽の光が空気層を長く通過しているということなんです。
太陽が沈むときには西側に沈みますよね。
西側の太陽光がキレイに反射しているということは雲がないということになります。
雲がないから光を遮るものがないということなんです。
日本は西から東へと天気がかわる
西側に雲がない
ということから、夕焼けのときには翌日は晴れになるだろうと予測されました。
朝焼けがきれいに見えるのは?
夕焼けで大気中に目に見えないたくさんの微粒子が存在していることや、青や紫などの波長の短い光線から、赤や黄色、橙色などの波長の長い光線まで多数の光線を出していることをご紹介しました。
実はこれ朝焼けにも関係があるんです。
朝焼けとは空気中の湿度が上がったことによって増えた水蒸気によって、この光線が錯乱されることで起こります。
朝焼けで空がピンクっぽい紫色に染まるのは、光線が錯乱していることが原因なんです。
朝焼けがきれいなときの天気は?
では、朝焼けがきれいなときの天気はどうなるのでしょうか。
朝焼けがきれいに見えるということは、空気中に光が錯乱していることなんです。
よって、雲に邪魔されることなく光線がまっすぐ届いている状態になります。
そして、日本の天気は西から東へ変わっていくというのも重要です。
東の空に雲が一つもない。
西からどんどん雲がやってくるだろう。
ということから、朝焼けがきれいな翌日は雨が降ると言われています。
ちょっと待って。東に雲がないからといって西に雲があるとは限らないですよね?
確かにそうなんです。
必ず東が晴れているからといって西が曇っているとは限らないのです。
朝焼けがとってもきれいに見えるということは、一番天気がいい日だということです。
絶頂に天気が良い日の後には天気が悪くなる日がやってくるかもしれないですよね。
くるかもしれないだけで、こないかもしれない・・・
つまり朝焼けがきれいな日の翌日雨かもしれない?
というくらいのレベルの話なんです。
【まとめ】朝焼け夕焼けがキレイだからといって・・・
必ずしも翌日の天気がわかるというものでも、翌日確実に晴れる・雨が降るとも実際はわからないのです!
ただ、夕焼けがキレイな日は西側に雲がないので、翌日も晴れる可能性が高いとは言われています!
あくまでも、天気予報を把握するときの補足として覚えておくと便利なのかもしれませんね!