岡山笠岡金浦ひったか・おしぐらんごの開催日程はいつ?見所は?

岡山のお祭りと言えば、裸祭りが特に有名です。しかし実はのどかな自然と歴史的なスポットが豊かで、一年中イベントの尽きない場所でもあることをご存知でしょうか?そんな岡山の6月の行事といえば、笠岡市金浦で開かれる「ひったか」と「おしぐらんご」です。どちらも源平合戦を起源としています。「ひったか」とは、提灯を使い、山に絵を浮かび上がらせる火祭りです。「おしぐらんご」とは、船の競争を行う行事です。この2つのイベントは2日間連続で催されます。今回は、その開催日と見所についてご紹介します。(引用元:http://www.kasaoka-kankou.jp/model/2646)

2016年の開催日はいつ?

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ひったかとおしぐらんごは、そもそもは旧暦の5月5日に開催されていました。しかし現在では、旧暦5月5日から近い土曜日にひったかを、その次の日におしぐらんごを開催していますので、土日の休日を利用して行くことができます。2016年のひったかは6月4日、おしぐらんごは6月5日です。

 

ひったかとは?

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(引用元:http://www.kasaoka-kankou.jp/event/2815)

ひったかは、源氏と平家の合戦で、平家が源氏に対して「火を高く掲げた」ことに由来しているといわれます。かがり火を大規模に掲げることで、大軍であると源氏に思わせ、退散させたという言い伝えがあります。そして、「火を高く」という言葉が、歴史の長い時代を経て「ひったか」という言葉になまったとされます。国の選択無形民俗文化財に指定されており、笠岡市からも重要無形民俗文化財とされています。

その後、さまざまな形で催されたのを経て、現在では行者山が源氏、妙見山が平氏として、お互いに行燈で作る絵模様を競うものとなっています。見所は、その年の話題となっているものがテーマとなる図柄です。

ひったかは、19時より開催、無料で見ることができます。

 

おしぐらんごとは

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(引用元:http://www.kasaoka-kankou.jp/event/2815)

おしぐらんごも、源平合戦に由来するお祭りで、白の源氏方と赤の平家方に分かれ、どちらが先に陸へ到着するかを競うものです。笠岡地方の方言で、徒競走をすることを「かけりぐらんご」と言い、櫓を漕ぐことは「押す」と言うことから、船の競争を意味する「おしぐらんご」と言うのだそうです。見所は、昔ながらの木造船でのレースです。参加するのは小学生から大人まで年齢層が幅広く、1隻につき6人が乗り込みます。大人と留学生は紅白のふんどし姿で参加します。午前中に開催され、12時前には終了します。したがって、土曜日に笠岡市へ来てひったかを見、一泊して日曜におしぐらんごを楽しんで夕方までに帰路につくというコースがおすすめです。

おしぐらんごは朝9時に開会式が開催され、9時30分よりレースが始まります。こちらも、無料で見ることができます。

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ひったか・おしぐらんごだけではない笠岡市を堪能しよう

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(引用元:http://www.kasaoka-kankou.jp/spot/31)

笠岡市は、岡山県の中でも自然豊かな場所です。すぐ近くの瀬戸内海には、猫の楽園として有名な「真鍋島」や、古事記にも記される高島行宮があるという伝説のある「高島」などの笠岡諸島があります。

また、食べ物も有名です。ご当地ラーメンの「笠岡ラーメン」は、豚肉ではない鶏肉のチャーシューが特徴の醤油ラーメンです。さらに、瀬戸内海でしかとれない海の幸も楽しめます。

実は笠岡は、カブトガニの繁殖地でもあり、世界に1つしかない「カブトガニ博物館」があります。

文化面でも充実しており、日本画家である小野竹喬の作品を展示する「笠岡市竹喬美術館」や、岡山県で最古の多宝塔、「遍照寺多宝塔」もあります。

 

まとめ

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(引用元:http://www.kasaoka-kankou.jp/spot/188)

ひったかとおしぐらんごは、岡山県外の人には認知度が低い行事ですが、非常に歴史が長く、笠岡市では毎年盛り上がっているようです。車でお越しの際には、必ず駐車場の情報を前もってチェックすることをおすすめします。また、自然や歴史、文化豊かな笠岡市を訪れるだけでも、リフレッシュすることができます。ひったか・おしぐらんごの観光日程に余裕のある方はぜひ、笠岡の魅力あるスポットにも足を運ぶというのはいかがでしょうか。

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