「子どもの足音が響いてうるさい」「隣の家が夜中にドンチャン騒ぎする」
家でのんびり過ごそうと思っていた矢先に、上の階や隣の家から騒がしい音が聞こえてきたらイライラしますよね。しかもそれが連日続くのであれば、ストレスも相当なもの。これから長く住むのであれば、住民同士の無用なトラブルは避けたいところですが、いったいどうすればいいのでしょうか。(引用元:http://suumo.jp/journal/2015/09/16/97532/)
騒音トラブルの発信源はいったいどこだ?
まず確認すべきは「騒音の出どころ」と「騒音の種類」です。
マンションやアパートなどの集合住宅は構造上、音が反響しやすいのが特徴です。上の階からドタバタ足音がすると思っていても、じつは騒音の発信元は違う部屋の可能性も少なくありません。いったいどの部屋の、どのあたりから聞こえてくるのか、時間帯や回数なども調べておくといいかもしれません。
また騒音が、人の怒鳴り声なのか、子どもが走り回る音なのか、ペットの鳴き声なのかも気にしておきましょう。騒音のもとについて注意した相手側に心当たりがあれば、次から気をつけるかもしれません。
基本は「管理会社」や「大家」から注意してもらうこと

(引用元:https://upin.jp/images/60841)
おおよその見当がついたら、今度は「注意の方法」です。
今後も長く住み続けるのであれば、同じ住民同士のトラブルは避けたいところです。イライラしていると直接言いたい気持ちもありますが、まずは「大家」や「管理会社」を通して注意してもらうのがベストでしょう。
管理会社が本当に注意してくれたかどうかが気になる場合は、文書で通告してもらったうえで、相手側のサインをもらえるか確認しましょう。先に調べた時間帯や音の種類など気づいたことも一緒に管理会社に伝えておくと、管理会社もそれを根拠に強く言えるのでベストです。くれぐれも直接クレームにいくのはやめましょう。
第三者がいなければ、双方で口論になってしまい、関係が悪化することもあります。余計なトラブルを生んでしまうことさえあります。
“法テラス”で無料の法律相談も

騒音トラブルは民事的なトラブルです。度重なる騒音に耐え切れず、警察に連絡をして仲裁に入ってもらおうという方もいるかもしれませんが、警察はあくまでも刑事事件でなければ動けません。
それよりはむしろ、騒音対策専門の弁護士などがオススメです。
たとえば、国が設立した“法テラス”であれば、無料の法律相談ができるので有効的な手立てを教えてもらえるかもしれません。
日頃から関係性を築いておく
こうした騒音トラブルを未然に防ぎたければ、常日頃から「ご近所づきあい」をしておくことをおススメします。廊下ですれ違ったとき、エレベーターで一緒になったとき、地域の行事で顔を合わせたとき、「挨拶」だけで終わらせず、プラス「ひと言」を言うだけでも大分、関係性は変わってきます。
「最近、暑いですね(寒くなってきましたね)」「お休みは家でゆっくりされるんですね」などと相手がYES、NOで答えられる範囲内であれば、人見知りで緊張しがちな方でもそこまで難しくないでしょう。
そんなふうに一声をかけるだけで相手方も生活音について「迷惑になっていないだろうか」「夜遅いから気をつけよう」と考えてくれるかもしれません。「ご近所づきあい」が抑止力になるのです。
「騒音トラブル」は相手の性格や価値観によっても捉え方が大きく変わってきます。相手は常識の範囲内で行動していたつもりでも、別の相手にとっては非常識にも取れてしまい、それがまさかのトラブルに発展していくものです。最近は子どもの元気な声でもうるさいと煙たがられる世の中なので、同じ住民同士、適切な関係を築くことが、無用なトラブルを防ぐことにもなるのです。
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