満月になると、西洋では「狼男が出る!」なんて言い伝えがありますよね。
ほかにも “普段温厚な人が攻撃的になる” ・ “臨月の女性は陣痛が起こりやすい” …などなど、巷では月に関するうわさが まことしやかに囁かれています。
逆に新月の日には、ホルモンバランスが崩れて体調に異変が起こると言われているとか いないとか…。
「えー?それ、本当??」
…と言う事で、今回は 新月や満月について調べた事をご紹介したいと思います。
コレらに付随する話題にも焦点を当てていきますので、ご興味のあるかたも そうでないかたも、どうぞごゆっくりご覧下さいね。
記事の内容
◇新月と満月の違いは何だろう?
◆新月とは
月と太陽が同方向に位置し、重なって見える状態の事。
位置関係は、
私たちの住む地球 → 月 → 太陽
(下図 右側参照)

(画像引用元・無料タロット占いミー:http://uranaime.com/3780/)
つまり、月の背後に太陽があるために、逆光で影って月が見えなくなる状態を新月と言うのです。
上の写真を見ると、月が まるで影の塊のようになっていますね。
◆満月とは
そして満月は、新月とは真逆の状態。
位置関係は、
月 → 私たちの住む地球 → 太陽
(下図 左側参照)ご覧頂いた図の通り、地球を間に挟んで月と太陽が正反対の場所に位置しています。
月は太陽の光を一身に受けて照らし出され、全体がクッキリと見えている状態。=満月、なのです。
(画像引用元・takoponsの意味:http://d.hatena.ne.jp/takopons)
上の写真が満月の状態の月。美しいですね~…✨
こんなにもキレイにハッキリと月が見えたら、オオカミが遠吠えしたくなるのも 何となく分かる気がします。
胸が高鳴るというか、なんというか…。
じーっと眺めていると、妙に体が ざわつくような感覚を覚えます。
あれ?私だけ?
…さて、お次は新月と満月、そして海の潮との関係性について ちょこっとお話しましょう。
◇新月と満月の時は大潮になる?
皆さんは、“新月と満月の時に、大潮になる” って聞いた事がありませんか?
◆潮の持つ力
実は、筆者は以前 そのウワサを小耳に挟んだ事があったので、今回のリサーチで その言葉と再び対面した時に、意外とすんなり受け入れてしまいました。
「大潮って…何?」
おっと。“大潮”を初めて聞いたという方の為に、辞書から引用した文を掲載しておきましょう。
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
干満の差が最も大きい潮汐作用 (→潮汐 ) をさす。
月に2回,月,地球,太陽が一直線上に近く並ぶとき,すなわち,満月 (望) と新月 (朔) の時期に起る。
1年のなかでは春分と秋分の頃が,太陽や月の位置関係から最大となる。
(引用元・コトバンク:https://kotobank.jp/word)
満月と新月の時期に起こる、潮の満ち引きの差が大きい状態。
そう。天体の動きは、海と密接な関係があるんですよ。
「密接な関係って…どんな?」
もっと具体的に説明すると、天体には 引力によって潮の満ち引きを引き起こす力があるんです。
コレを 潮汐力(ちょうせきりょく)と言うのですが、新月や満月の日には この潮汐力の効果で、およそ1~2mも海面の高さが大きくなるんですって!(下図 左側参照)
(画像引用元・南三陸ネイチャ―センター友の会:http://rias-nature.jp/rockyshore/rs02.html)
◆潮の種類
ちなみに、潮には他にも種類があります(下図 参照)
海釣りをするかたは、潮の状態をチェックしてから釣りに出かけるそうですよ。
大潮 | 干満の差が大きい状態。 月が新月や満月の時に起こるとされている。小潮の対となる。 |
長潮 | 干満の差が少ない。長い時間をかけて ゆっくりと干満の差が変化するので、長潮と呼ぶ。 |
中潮 | 大潮と小潮の中間にあたります。大潮に次いで、干満の差が大きい。 |
若潮 | 小潮から大潮へと移り変わる時の、干満の差が次第に大きく変化していく状態を言う。 |
小潮 | 干満の差が小さい状態。 月が 半月(下弦・上弦)の時に起こるとされている。大潮の対となる。 |
「潮の流れを読む」とか「潮の流れが変わった」とか、そんな言葉を聞いた事がありますよね?
その言葉には、背景に こういう事柄が関わっていたんです。
確かに、お魚さんの住む海(潮)について熟知していないと、当たりが来なくて つまらない釣りになってしまいそう。
さあ、月と潮の関係性はバッチリですね!
お次は出産との関係性についてお話します。
◇満月・新月の日は出産ラッシュ?
ほとんど噂だと思っていたんですが、検索すると結構ヒットするんですよ。
「満月と新月が、陣痛を引き起こす」とか、
「後で調べてみたら、ちょうど大潮の日に出産していた」とか。
私は38週で突然破水し、病院へ。新月2日前に入院し、新月当日に無事出産しました。
助産師さんも、満月・新月・天気が荒れてる時・花火大会などにぎやかなイベントがあるときが、出産ラッシュになるんだよねと言ってました。(引用元・Yahoo!知恵袋:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp)
満月8/25の翌日26日の朝から陣痛が始まり、27日になってすぐ産みました。
助産師さんも「満月と前後二日ずつ、合わせて5日間はお産が多いね~」と。
(引用元・Yahoo!知恵袋:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp)
ほお~!
なんだか、みなさんの体験談を見ていると、あながち嘘でもないのかなって、ちょっと不思議な力の存在を信じてしまいそう。
ちなみに私が息子を出産した時の ムーンカレンダー をチェックしてみたんですが、新月でも満月でもない、バリバリの三日月でしたけどね(笑)
聞く所によると、確かに海洋生物の中には大潮の時に産卵する種が存在するそうですが、それを陸に住む動物や人間に当てはめて考える事は…少し無理があるのかなぁ…。
私個人の意見としては、“関係性があるかはハッキリ解明できていない” というのが現状だと思います。
ただ、「そんな力があったら神秘的だなぁ~」と思いますし、赤ちゃんが月に呼ばれて産まれてくる…なんて、なんだかステキですよね。

古くからあるジンクスの中でも とても夢のある部類のジンクスだと思いますから、月と大潮と出産の関係性を否定的に捉えるよりは、それを信じている方がロマンチックな気分にもなります。
特に これから ご出産を控えていらっしゃる方は、出産の不安感を和らげるために、自分にとってプラスに作用するジンクスを信じるのは、大いに“アリ”なんじゃないでしょうか。
◇ムーンカレンダーでチェック!
先ほども ちょろっと出てきた ムーンカレンダー 。
みなさん、このカレンダーの事、ご存知でしたか?
(画像引用元・楽天mococo:http://item.rakuten.co.jp/mococo-shop)
実はコレ、購入できるんです。
何となく月を観察したい、縁起かつぎ、スピリチュアルな効果を期待している、などと言った理由から、ムーンカレンダーをチェックしているかたが多いんですって。初耳!
気になる方は、下記のURLをご参照ください。
楽天・ムーンカレンダー➡ http://item.rakuten.co.jp/mococo-shop/2016cl-405/
◇まとめと一言
今回は月についての記事でした。
なかなか面白かったですね!
普段 忙しくて、ゆっくり夜空を眺める時間がないかたも たくさんいらっしゃるでしょう。
この記事を読んだ事をきっかけに、今夜から少しだけ時間を作って、ベランダでコーヒーでも飲みながら月を観察してみて下さいね。
新たな発見があるかも知れませんよ。

月のもつ魅力を全身で感じれば、とてもリッチで上品な気分に浸れるはず。
今夜の月は、どんな形かな?
もしかしたら、満月・新月だったりして!
それでは、またの機会に。
コメントを残す