「赤ちゃんの耳かきってやっても大丈夫?」「どれくらいの頻度でやってあげたらいいの?」「綿棒使っても大丈夫かな・・・」など、『赤ちゃんへの耳かき』は新米パパ・ママたちの心配事リストに挙がることの多いポイントかと思います。
今回は、赤ちゃんや小さいお子さんへの耳かきの必要性や、その頻度、使うべき道具について、ご紹介します。
記事の内容
赤ちゃんへの耳かきって必要なし?やってもOKなの?
まず、パパ・ママたちが一番気になるのはこの点だと思います。
新生児の時期は特に新陳代謝が活発であるため、皮脂などがたくさん出てきます。そのため、耳の溝や外耳道にも垢が溜まりやすくなってしまいます。
しかし、赤ちゃんの皮膚は薄くて繊細ですし、耳もとても小さいので、余計に触ると傷を付けてしまうかもしれない、と不安になるかもしれません。
「でも綺麗にしてあげなきゃ!」と思われるパパ・ママがほとんどだと思いますが、耳垢は自然に体外に出てくるようになっています。ですから、基本的に耳かきは必要ないでしょう。
しかし、そうは言っても汚れが気になるかと思います。次の項目では、耳かきの詳しいやり方や頻度について見ていきましょう。
赤ちゃんへの耳かきのやり方・頻度は?
おすすめの耳かき方法①
まず一番におススメする方法は『耳鼻科へ行く』です。
「耳掃除だけで病院へ行ってもいいの?」と思われるかもしれませんが、耳掃除も医療行為に入るので保険が適用されます。また、乳幼児の場合は、医療補助制度の対象に入るので自己負担も少なく済みます。
特に赤ちゃんへの耳かきを親御さん自身で行うのが不安な場合や、まだ慣れない場合は、耳鼻科へ行くことをおススメします。自宅での上手なやり方も医師に聞いてみると、さらに安心できますね。
おすすめの耳かき方法②
また、お家でのケアの方法としては、次のような手順がおススメです。
- 人肌程度に温めた濡れガーゼを用意する。
- 耳の裏側を拭く。
- 耳の周りの縁を拭く。
- 新生児用の綿棒にベビーオイルなどをつけて、耳穴の周辺・入口だけをそっとなぞる。
お風呂上がりなど、耳垢がふやけて取りやすくなっている時に行うのがポイントです。くれぐれもどの手順も「優しく」「奥まで押し込まない」ように行うことが大切です。
正しい頻度や期間・回数
基本的には必要のないものなので、汚れが気になる時だけで構いません。
目安としては、1、2ヶ月に1回程度で大丈夫でしょう。耳垢の臭いが気になったりするかもしれませんが、その場合は検診等で相談してみて下さい。
赤ちゃんへの耳かきに便利なグッズと使用を避けるべきグッズ
デリケートな赤ちゃんへの耳かきに、あると便利なグッズは次のようなものです。
- ガーゼ(新生児向けのオーガニックコットン製などであればさらに良い)
- 新生児向け綿棒
- ベビーオイル(もしくはオリーブオイルなどピュアオイルでも代用可)
- ベビーオイル付綿棒
③のベビーオイルが一番良いのですが、無い場合はオリーブオイル等の食用油でも可です。(但し、古いものは使用を控えてください!)
特に④のベビーオイル付綿棒はたいてい個包装になっているので、衛生的にもおススメです。
どれも、ドラックストア等で手軽に手にはいるものばかりなので、赤ちゃんのいるお家ではストックしておくと安心かもしれませんね。
また、逆に使用を控えた方が良いのは
- 耳かき(竹製・金属製など)
- ピンセット
です。
赤ちゃんの外耳道は短く、耳の穴の入口から鼓膜までが近いので、硬い耳かきやピンセットで掃除をしていると、簡単に鼓膜が傷ついてしまいます。出来るだけベビー用のものを使ってあげてくださいね。
関連記事:「子供の耳垢の色が茶色や黒い原因は病気?耳かすの正常な色は黄色だけ?」
デリケートな赤ちゃんの耳、でも神経質にならずに!
生まれたての赤ちゃんは体も小さいですし、肌もデリケートです。初めての子育てであれば、耳かき一つで不安になってオロオロしてしまう方も多いかと思います。
気になることがあれば、小児科や耳鼻科等で相談して見てください。きっと良いアドバイスが得られることでしょう。神経質にならずに、一つ一つの子育てを楽しんで下さいね。