【表付】ABO式血液型の調べ方!遺伝型の組み合わせ・割合・予測する方法を簡単解説!

皆さんは自分の血液型は何型なのかご存知ですか。中には自分の血液型が分からないという方も多いはず。血液型の検査は病気の手術など輸血が必要な時などは病院で調べてもらうことができ保険適用となりますが、これまで大病なく健康に成長してきた人が血液型を調べる時は保険適応外となるため血液型検査は行わなかったご家庭もあるはずです。筆者の家系内では妹が20歳をすぎるまで血液型を本人も知らず過ごしてきて、社会人になった頃に任意で血液型検査を行っていました。

「A型」「B型」「AB型」「O型」と4週類ある血液型はそれぞれ遺伝に優劣関係があり、両親の血液型が分かればある程度は予測することが可能です。また、年齢によっても血液型が未決定の時期があるので小さなお子様は生まれてすぐに検査しても血液型が特定されにくいこともあります。

今回は両親の血液型や家系から生まれてくる子供の血液型を予測する方法とその組み合わせや割合について血液型の遺伝について一般向けに解りやすく解説しようと思います。

あなたは何型?家族の血液型から予測できるABO式血液型を調べる方法とは?

A型・B型・AB型・O型と4種類ある血液型には優劣関係があり、それぞれの血液型の決定因子には「A」「B」「O」の3種類がありその組み合わせによって血液型が決まります。このABOのうちAとBが優性で強く遺伝子、Oは劣性となり遺伝する力はABに劣ります。生まれてくる子供の血液型は両親から1つずつABOのいずれかを受け継ぐため子供の血液型を予測するには血清学的なABO式血液型と遺伝子学的な遺伝型を知るとより精密に予測することができるようになります。これらの組み合わせを分かりやすくまとめると以下のようになります。

  • A型の人の遺伝子型:AA型・AO型
  • B型の人の遺伝子型:BB型・BO型
  • AB型の人の遺伝子型:AB型
  • O型の人の遺伝子型:OO型

ここから分かることはAB型の人とO型の人は組み合わせは1通りだけとなり、O型の子供は両親がO型の時にしか生まれません。また、AB型の人は両親がA型とB型とAB型の時に一定の確率で生まれることになります。

ここでもう少し詳しく理解しやすくするために子供の血液型から両親の血液型に注目してそこから誕生する子供の血液型を予測してみましょう。

例:AO型の父親とBO型の母親から生まれてくる子供は何型?

もう少し理解しやすいようにここでAO型とBO型のカップルから生まれる子供の血液型を予測してみましょう。AO型の父親の血液型に注目して予測することにします。

まず父親がAO型の場合は「A」または「O」が子供に受け継がれます。これに母親の「B」「O」のどちらかと結びつき最終的な血液型が決定します。そこで考えられる組み合わせは以下のようになります。

「A」が遺伝した場合は「AB型」or「A型」の子が誕生

AB型・AO型

「O」が遺伝した場合は「B型」or「O型」の子が誕生

BO型・OO型

AO型とBO型の組み合わせからはすべての血液型の子供が生まれる可能性が!

お気付きの通りAO型とBO型の両親からは「A型」「B型」「AB型」「O型」のいずれの子供も生まれる可能性があります。それぞれの血液型の子供が生まれてくる可能性は25%とすべて同確率になるのがこのAO型とBO型の組み合わせの特徴です。

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【表】ABO式血液型・遺伝子型の調べ方と組み合わせや割合について

いかがでしょうかなんとなく遺伝する血液型の仕組みや組み合わせについては理解できましたか?まだよくわからないという方のために簡単に調べることができるABO型の組み合わせ表をご用意しました。

ABO血液型

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表の見方

例えば「A型とB型の両親から生まれてくる子供の血液型を知りたい時」は以下のように自分の血液型(赤枠)相手の血液型(赤枠)の欄が重なっている青枠の部分をみるとその割合や確率を調べることができます。

ex-abo

この表を使うことで仮に”自分の遺伝子型が分からなくてもおおよその予想をすることができる”のでぜひ活用してみてください。特にA型とB型の人は家系内にO型の家族がいるとAOやBOの可能性もあるので、自分の血液型予測にも活用してみてはいかがでしょうか?

「A型」「B型」「AB型」「O型」から生まれてくる子供の割合と確率

A型×A型 → A型:B型:AB型:O型=15:0:0:1

A型×B型 → A型:B型:AB型:O型=3:3:9:1

A型×AB型 → A型:B型:AB型:O型=4:1:3:0

A型×O型 → A型:B型:AB型:O型=3:0:0:1

B型×B型 → A型:B型:AB型:O型=0:15:0:1

B型×AB型 → A型:B型:AB型:O型=1:4:3:0

B型×O型 → A型:B型:AB型:O型=0:3:0:1

AB型×AB型 → A型:B型:AB型:O型=1:1:2:0

AB型×O型 → A型:B型:AB型:O型=1:1:0:0

O型×O型 → A型:B型:AB型:O型=0:0:0:1

それぞれの組み合わせから生まれてくる子供の血液型の割合は上記のようになりますが、血液型全体の組み合わせではA型:B型:AB型:O型=48:48:32:16(3:3:2:1)となりA型とB型が約33%、AB型が約22%、O型が約11%となっており、この表からもO型の割合が少なく、A型とB型の子供が生まれてくる確率が高いことが分かります。遺伝の優劣や両親の血液型によっても確率は変動します。O型の型はO型同士が生まれる確率が100%ですが、潜在的にO型の血は受け継がれているのでA型やB型の血が混じったとしても孫の代で誕生する可能性があるわけですね。

関連記事:「血液型のRh(+)とRh(-)の意味と違いとは?調べ方や検査方法マイナス効果について教えて!」

血液型診断への応用

みなさん一度は血液型診断をしたことはあるのではないでしょうか?筆者はAO型ですがよくO型と間違われたりします。よくA型とB型はそりが合わないなどとも言われますが、案外B型とO型の友人が多いのも事実だったりします。確かにA型とB型って真逆の性格なのかもしれませんが、そんな中でも気があうB型の人は実はBO型だったりするんですよね。こういった事実を知ってしまうと血液型別の性格や相性って本当にあるんだなーとつい信じたくなってしまうのも理解できます。

AA型の人は典型的なA型気質、BB型の人も典型的なB型気質、AO型やBO型は型にはまらない混血タイプなので血液型診断などではA型・B型とO型に当てはまるケースが多いのではないでしょうか?ぜひチェックしてみてください。

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