ライブ後の耳鳴りが治らない!ずっと高音や低音のキーンが聞こえる原因は?病院に行った方が良いの?

楽しいライブの後、興奮冷めやらぬまま家に帰ると、「あれ、耳が聞こえにくい・・・」「ずっとキーンって耳鳴りがおさまらない!」なんて経験はありませんか。実はそれは『音響外傷』と呼ばれる状態です。今回は『音響外傷』の詳しい説明とその対処法についてご紹介します。

◆耳鳴りの原因は『音響外傷』

簡単に言うと、『音響外傷』とは「大きな音に長時間・長期間晒されることで内耳にある有毛細胞などが傷つくこと」です。ライブ会場で大音量の演奏を聴くことだけでなく、日常的にヘッドホンを着けて音楽を聴いたりすることによっても傷つきます。

内耳にある有毛細胞は、自己回復能力が低い細胞であるため、一度傷つくとなかなか元に戻ることができません。有毛細胞は音を感知する役割を担っています。つまり、「有毛細胞が回復しない」=「耳が聞こえなくなる」ということなのです。

 

◆『音響外傷』から起こる様々な症状

『音響外傷』によって起こる主な症状として挙げられるのは次の4つです。

  1. 耳が聞こえづらくなる(難聴)
  2. 「キーン」という耳鳴りが治らない
  3. めまいがする
  4. 小さな音も大きく聞こえるようになる
+α:音響外傷による耳鳴りの恐ろしさ

「耳鳴り」、ずっと続くと不快ですよね。実はまだ詳しく解明されていないのが現状のようです。

ただ、耳ではなくてもっと奥の方(つまり脳など中枢神経系)に関係があるのではないかと言われています。したがって、音響外傷によって発症した耳鳴りに対する治療法はまだ確立されていません。もしもなってしまった場合は、「気にしない」というのが第一の対処法のようです。

+α:なぜ「めまい」が起こるの?

耳という器官は、音を聞くだけでなく、平衡感覚や回転感覚などの空間把握に関する感覚を司る部分でもあります。大きな音に晒されることによって、聴覚にとって重要な部分だけでなく、バランス感覚に関して重要な役割を担っている「耳石器」という部分も傷ついてしまいます。そのため、空間を正しく把握することが出来ずに、めまいを起こしてしまうのです。

+α:小さな音が大きな音に勝手に増幅される!

「4.小さな音も大きく聞こえるようになる」というのは、『聴覚補充現象』と呼ばれる症状です。聞こえない音域の音を補うために、聞こえている範囲の音の音量を耳が勝手に大きくしてしまうのです。そのため、必要以上に会話の声が大きく聞こえたりなどして不快感を感じることが多いと言います。

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◆『音響外傷』の治療法は?

軽度の場合、翌日には治っていることがほとんどです。しかし、ライブなどの後、数日経っても、前の項目で挙げたような症状が治らない場合は、早急に耳鼻科を訪ねましょう。

根本的な治療法はありませんが、ビタミン剤やステロイド薬などの投与によって、傷ついた部分の治癒力を高めて治す方法が一般的です。ただし、治療開始が遅れると、傷ついた細胞が元に戻らず聴力が失われたままになることもあるので、「おかしい!」と思ったらすぐにお近くの耳鼻科へ!

 

◆『音響外傷』の予防法は?

まず第一の予防法は「大きな音を聞かないこと」です。しかしそうは言っても、ライブやコンサートに行くのはとても楽しいし、止めるのはちょっと・・・と思いますよね。

そこでオススメなのが「耳栓」です。最近は、大きな音だけカットするようなものも売られていますから、ロック大好き!コンサート大好き!な方は、このようなアイテムを利用してみるのも良いでしょう。

また、長時間・大音量で音楽を聴くことで内耳が傷つくので、ヘッドホンを着けて音楽を聴く場合は、1日1時間程度にしておくことをオススメします。

 

◆これからも音楽を楽しむために

「音を楽しむ」ということは、他の動物には見られない、人類だけの娯楽です。これからもずっと音楽を楽しむためにも、自分の耳を大切にしていきましょう。

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