妊娠を望む人や妊娠中の人はよく耳にする『葉酸』ですが、その効果について詳しく知っている人は意外と少ないかもしれません。
今回は、妊娠において重要な栄養素『葉酸』について、その効果や効能、摂取方法や摂取にあたっての注意点などを、ご紹介していきたいと思います。
記事の内容
葉酸の効果効能
葉酸の効能としては、次のようなものが挙げられます。
- 妊娠中毒症を防ぐ
- 胎児の神経閉塞障害のリスク低減
- 貧血の防止
- 動脈硬化の防止
実は、「葉酸を多く摂取したから妊娠しやすくなる」という事実はありません。葉酸と妊娠・着床の関連性は科学的に証明されていないのです。
しかし、妊娠しやすい体つくりのためには、栄養バランスのとれた食事や規則正しい生活リズムが大切です。葉酸は現代人の食生活では不足しやすい栄養素といえますから、意識的に摂取することは、妊娠を望む人だけでなく、美容を意識する人にとっても重要なことと言えるでしょう。
2つの葉酸の摂取方法と1日の摂取量の目安
葉酸の摂取方法にはいくつかあります。今回は、そのうち2つをご紹介したいと思います。
方法1:野菜などから摂取する時の目安量
葉酸はその名の通り『葉もの』野菜に多く含まれていますが、葉酸を意識的に摂取したい妊娠期の女性に特におすすめな野菜・果物を、妊娠期の女性の1日の摂取目安量(葉酸400μg含有)と合わせて、いくつか挙げてみましょう。
- いちご:2パック
- アスパラガス:10本
- ほうれん草:2束
- モロヘイヤ:1袋半
- ブロッコリー:7個
15歳以上の成人男女の葉酸摂取基準値は1日200μgですから、妊娠期ではない人は上で紹介した量の半分程度が目安です。
また、葉酸の過剰摂取はデメリットもあります。(後述)摂取量の上限は1000μgとされていますので、基準値を目標に摂取しましょう。
方法2:葉酸サプリメント
手軽に葉酸を摂取するには、やはりサプリメントが便利です。生野菜や果物から摂取するよりも効率よく吸収されるので、料理に時間をかけられない、つわりで食べ物の匂いを嗅ぐことができない、といった妊婦の人にとってはもちろんのこと、美容を意識する人や妊娠を望む人にとっても嬉しいアイテムです。
様々な種類のサプリメントが市販されていますが、まずは1日の摂取目安量の葉酸を毎日きちんと摂れるかどうかがポイントです。
また、妊娠中に不足しやすいその他の栄養素が含まれているタイプのものもありますから、自分の体調に合わせて選びましょう。
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妊娠のための葉酸摂取、その時期は?
葉酸は、胎児の体の形成に不可欠な栄養素ですから、妊娠が分かった時点で意識的に摂取するのが望ましいでしょう。また、葉酸は授乳期にも必要なものですから、離乳の時期までは継続的に摂取をする必要があります。
妊娠のための葉酸摂取、注意するべき点とは?
葉酸を摂取する上で注意するべきポイントはいくつかあります。順番に見ていきましょう。
摂り過ぎは禁物!
葉酸は妊娠期の女性にとって必要な成分ですが、過剰摂取は禁物です。
葉酸を過剰に摂取すると、血液検査でビタミンBの欠乏が隠れてしまうことがあります。そのため、貧血が潜在してしまう危険性があります。
また、葉酸に過敏に反応してしまう体質の人は、発熱や蕁麻疹などを発症することがあります。
このようなデメリットを最小限に抑えるためにも、初めて葉酸サプリなどを使用する場合は、少量から始めましょう。
お酒は控えましょう
妊娠を望む人や妊娠期の人は、飲酒を止める人が多いですが、これは葉酸を効果的に体内に取り入れるためにもとても大切なことです。
過度の飲酒は、葉酸の吸収や代謝を妨げてしまいます。これでは、せっかく摂った葉酸が上手く生かされません。葉酸を意識的に摂取することをスタートした場合は、飲酒も控えるようにしましょう。
自分に合った量を適切に摂取!
葉酸は、生まれてくる赤ちゃんのためにはもちろんですが、健康な体の維持のためにもとても重要な栄養素です。
過剰に摂っても、また不足してもいけないというデリケートなものですから、自分に合った量を、摂取しやすい方法で摂っていきましょう。
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