エクストラバージンオリーブオイルとピュアオリーブオイルの違いとは?どちらがより新鮮なの?

『地中海式ダイエット』って聞いたことありませんか?

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)通称「メタボ」の原因として挙げられるのが食の欧米化ですが、ヨーロッパでありながら地中海地方の食生活がメタボや生活習慣病の予防に良いと注目されています。きっかけはアメリカのミネソタ大学アンセル・キース博士らの「世界の食文化の違いと虚血性心疾患の疫学研究」に起因しています。この研究により、地中海沿岸諸国ではアメリカや北欧に比べて成人病の発症率、死亡率が低いということが明らかになりました。

「地中海式ダイエット」とは地中海沿岸の伝統的な食生活・食事法のこと。ここで言う「ダイエット」とは減量のことではなく、「健康的な体型になるための食事」という意味として使われています。地中海式ダイエットの特徴は、主食となる穀物をしっかり摂り、野菜、果物、豆類などの植物性食品とチーズなどの乳製品、新鮮な魚介類などを中心に構成されていること。そして油はこの地方特産のオリーブオイルを使用。このオリーブオイルはオレイン酸を含み、悪玉コレステロールを除去、過酸化脂質の生成を抑制する作用があるそうです。

さて注目のオリーブオイルですが、バージンオリーブオイルとピュアオリーブオイルがありますよね。この二つ、どう違うのでしょうか?

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オリーブオイルはすごい!

ほとんんどの植物油が種子から作られるのに対しオリーブオイルは果肉から作られるます。言わばオリーブの果肉をそのまま搾ったジュースです。加熱などの精製処理を必要としませんので、風味や機能性が自然な状態で残っているのが特徴です。

次に、オリーブオイルは変質しにくい。油に含まれる脂肪酸な中でも、酸化しにくいオレイン酸が全体のの75%程度におよぶこと、また酸化を防ぐビタミンEやポリフェノールがもともと含まれており、さらに安定性を高めています。

 

生産者のこだわり!

驚くべきは、収穫から搾油までたった4時間という鮮度へのこだわり。そして搾油後10℃から15℃で貯蔵されます。こうしてほぼ絞りたての鮮度状態を保ちます。通常オリーブオイル生産者は、瓶詰めした日から18ヶ月で賞味期限を設定します。

オリーブオイルはほかの植物油と違い、フレッシュな果実からつくられるオイル。だからこそ、この「鮮度」がおいしさを左右するんですね。

 

エクストラバージンオイルとは何?

オリーブの果肉を搾ってろ過しただけのオイルで、その果肉に含まれる天然成分や香り、味わいがあるものをバージンオイルと言います。その中でも、果汁としての香りが良好で一切化学的処理を行われていないもの、かつ油としての品質の高い(酸度=遊離脂肪酸の割合が100g当たり0.8gを越えない)ものを『エキストラバージンオリーブオイル』と呼びます。最高級品というわけです。

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ピュアオイルって何?

天然『バージンオイル』と加工『精製オリーブオイル』のブレンド

バージンオイルの中でも等級が一番低いもの、つまり酸度が3.3%以上のものを精製処理(脱酸・脱臭・脱色等)し加工したものを精製オリーブオイルといいます。

この精製オリーブオイルとバージンオイルをブレンドし、酸度を1%以下にしたものをオリーブオイルと呼びます。これが日本でいう『ピュアオリーブオイル』の正体です。

「ピュアオリーブオイル」=「もっとも純度が高い」「最高品質である」などと思ってしまいがちですが、実は加工オリーブオイルがブレンドされていてピュアとはいえません。でもオリーブオイル100%であることに違いはありませんのでご安心ください。

 

どちらがより新鮮でフレッシュなのか?

もちろんエクストラバージンオイルの方が新鮮ですよね。ジュースと同じかと思うとその新鮮さが伺えます。スプーンでちょっと味見をしたくなりませんか?

 

使い分け

あくまで個人の嗜好ですので、こうしなければならないという決まりはありませんが、一般にエキストラバージンオリーブオイルはサラダやマリネ、ドレッシングなど生食に、(ピュア)オリーブオイルは焼きもの、炒め物など加熱料理によいと言われています。

ただし、オリーブオイルの最大の特徴は風味ですので、食材との相性を考えて用途にしばられず調理に使用すると良いでしょう。

 

国際オリーブ協会をご存じですか?また日本オリーブ協会も!

国際オリーブ協会(IOC:International Olive Council)とは国連の関連機関であり、オリーブオイルの格付けの世界基準を制定しています。加盟国は地中海地域諸国を中心としたオリーブとオリーブオイルを生産する43カ国。日本は非加盟です。日本には独自の日本オリーブ協会があります。協会によりますと

「日本のオリーブオイルは現在のところ、日本農林規格(JAS)により定められています。JAS規格では2種類の分類のみですが、国際規格ではオリーブオイルは細かく9種類に分類し、品質基準を詳細に決めています。日本オリーブ協会はこのような情報を普及させるべく、定期的にワークショップやセミナーを行っています。」

出典 :https://japan-olive.or.jp/world_standard.html

日本でもこれからはオリーブオイルがどんどん普及し地中海の味を身近に楽しめるようになるのではないでしょうか。

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