寝ても眠い。日中の急激な眠気は病気のサイン!?ナルコレプシーの症状について

もし、日中強烈な眠気に襲われたらつらいですよね。しかも、それが大事な取引先との商談中だったり、車の運転中だったりしたら……。考えただけでもぞっとします。でも、じつは自分の意思とは関係なしに深い眠りに陥ってしまう「病気」があるんです。今回はそんなウソのようなホントの話、「ナルコプレシー」という過眠症についてご説明しましょう。

 (画像引用元:http://matome.naver.jp/odai/2143274462184687501/2143277536801883703

 

その眠気、ただ眠いだけではないかもしれません……

「ナルコレプシー」(Narcolepsy)とは、日中に突然強烈な睡魔に襲われる過眠症で、日本では約600人に1人の割合で発症しているとされています。世界では1000~2000人に1人という発症率のため、日本で比較的多い症状といえるでしょう。思春期前後の10~20代で発症することが多く、稀に30代以降で発症します。

 

詳しい症状は、主に4つ

①睡眠発作

日中急激な眠気に襲われます。そのときの眠気は三日三晩徹夜したくらいに強力で、数分~数十分眠ってしまいます。場所をかまわずに睡魔がやってくるのが特徴で、打ち合わせ中や食事中でも眠くなってしまいます。会議をしているときに熟睡してしまい、「不真面目な奴だ」と誤解されて、会社をやむなく辞めなければいけないというケースもあるといいます。

 

②情動脱力発作(カタプレキシー)

笑ったり、喜んだり、怒ったり、びっくりしたりと、強い感情の変化をきっかけに力がガクッと抜けてしまう症状をいいます。具体的にいえば、ガクガクッと膝から力が抜け落ちるように崩れてしまったり、ペンを持っている手に力が入らなくなったりします。てんかんなどの症状だと意識がなくなりますが、この症状は意識がなくならず、はっきりと自覚できるのが特徴です。

 

③睡眠麻痺

「体」は眠っているけど、「脳」は覚醒している状態、「金縛り」のような状況に陥ります。

私たちが眠っているとき、脳は2つの睡眠パターンを周期的に繰り返します。「ノンレム睡眠」(深い眠り/脳も体も休んでいる状態)と、「レム睡眠」(浅い眠り/脳は起きているが、体は休んでいる状態)です。

(※レム睡眠=REM=Rapid Eye Movement)

 

一般的に健常者は眠りに落ちてから、90~120分後に「レム睡眠」状態になるのですが、この病気では寝た直後に「レム睡眠」状態となります。つまり、脳は起きているが、体だけが寝ている「レム睡眠」に寝た直後から陥ってしまいます。それゆえ、意識はあるのに体が動かないという「金縛り」のような奇妙な錯覚に陥ってしまうのです。

 

④入眠時幻覚

寝た直後に「人の気配を感じたり、突然大きな声や音が聞こえたりする」といった幻覚を見ます。現実と幻覚の区別がつかなくなるほどリアルだといいます。ちなみに、「入眠時幻覚」「情動脱力発作」「睡眠麻痺」の3つを総称して、「レム睡眠関連症状」とも呼びます。

 

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原因はいまだ不明……。治療方法は「オレキシン」にある

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(引用元:http://www.ziritusinkei.com/doctor.html

もし、自分が発症したらとても恐ろしい病気です。では、その原因とはいったいなんなのでしょうか。これまでの研究によれば、脳内物質「オレキシン」の低下が原因とされています。

「オレキシン」とは、日本人が1998年に発見した情報伝達物質で、視床下部に多く存在します。発見当初は食欲促進の物質として認識されていました。

しかし、「オレキシン」の発見に関わった専門家によると、あるとき「オレキシン」をつくる遺伝子を破壊した状態のマウスを観察したところ、食事量が減り、突然眠ってしまうという症状が見られたといいます。そのことから「ナルコレプシー」と「オレキシン」の関係がわかり、原因が突き止められたといいます。実際、「ナルコレプシー」の人には、「オレキシン」がないことがわかっています。

 

気になる症状があれば、まずは病院で診断を

まずは本当に「ナルコレプシー」かどうかを病院で確認する必要があるでしょう。

体にセンサーなどをつけて眠ることで、睡眠中の状態を調べる「終夜睡眠ポリグラフ検査」や日中の眠気の強さを測定する「反復睡眠潜時検査」があります。睡眠障害を専門としているところで症状を調べてもらいましょう。「ナルコレプシー」だと判明した場合は、覚醒を促す薬もありますので、まずは専門医に相談してみるのがいいでしょう。

 

まとめ

「ナルコレプシー」の治療は、何より周囲の理解が大切です。

何も知らない人から見れば、ただ不真面目なだけと思われるでしょう。

自分には関係ないというスタンスではなく、もし、自分の友人が病気だとしたらという姿勢でサポートしてあげることが大切です。

 

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