みなさん。自分はどこで生まれたか、お母さんに聞いたことありますか?
「私はね、産院まで間に合わなくてお家で産まれたんだって」
「私は、おばあちゃんのお家で産まれたんだって」
出産にも、十人十色のエピソードがあるんですね。幸せな記憶です。
さて、この記事では、里帰り出産を選ばなかった場合について掘り下げていきます。
「実家に頼らない」。出産を控えたママの頭に、一度くらいは考えがよぎったこともあるのではないでしょうか?
だけど、出産したらしばらく動けない。産褥期に無理は禁物。
その間、上の子や主人のお世話は??家事は??誰かに頼るべきかしら??
そんな疑問がふつふつとわいてくるでしょう。
「自分たち(夫婦)の力で乗り切りたい。でもどうすればいいの?」
実行できずに足踏みしているママが、サクッと行動に移せるよう、里帰りしない場合にママがするべきことをちゃちゃっとまとめてみました。
ちょっとでも興味があるママ、ぜひ読んでみて、出来そうなら夫婦でチャレンジしてみて!
きっと何よりも思い出深い日々になるでしょう。
記事の内容
「私、里帰り出産しない。」

夫婦で十分に話し合い、里帰りしないと決めたら、まず何が良くて何が悪いのかを把握しないことには始まりません。
できれば、ママが安定期に入り、まだ活発に動けるうちに、夫婦で出産後どうするかを決めておくと良いですね。
病院で出産し、自宅に戻ってからの生活。
どんなメリット・デメリットが待ち受けているのでしょうか?
里帰りしない場合のメリットとデメリット
メリット
- パパが、新生児のうちから赤ちゃんと触れ合える。父性の成長。
- 普段、ママがしてきた家事をパパに経験させることができる。
- 家事や育児をしてくれるパパに対して、ママの愛情が再燃。
以上が主なメリットです。
新生児の頃は、日々の表情の変化が可愛くて面白くて、一日中見ていても飽きないほどです。
毎日“こんなことがあった”“こんなことをした”と報告し合ってデレデレできるのも、パパとママの特権。
父性の成長に必要な時間です。
デメリット
- 日中ママが1人で赤ちゃんのお世話をするので、休めない。眠れない。
- 仕事から帰宅したパパに家事や育児を負担させることになる。
- 上記のことで、夫婦関係がギスギスする(かもしれない)。
だいたいこんな感じでしょうか。
ママの負担が増えてしまうのが、やはり大きいですね。
赤ちゃんがまとまった時間で寝てくれるようになるまで、まだまだかかります。
産褥期。ママには無理をして欲しくない、というのが正直な所。
では逆に、里帰り出産のメリット・デメリットも見てみましょう。
里帰り出産する場合のメリットとデメリット
メリット
- 炊事・洗濯などの家事を全て実母にしてもらえる。休める。
- 赤ちゃんのことで悩んでも、実母に相談できる。
- 赤ちゃんの世話を代わってもらえるので、ママの睡眠時間の確保ができる。
里帰り出産のメリット。それはやはり、住み慣れた場所だからこそ、誰に気兼ねすることもなくリラックスできる、何でも言える・相談できること。
「掃除もご飯のしたくもお母さまがやってくれる!なんて素敵なの!」
おかげでママは、赤ちゃんのお世話にたっぷりの愛情をかけられます。
なにより、産褥期の辛い体をゆっくり休ませることができるのですから、メリットとしては十分でしょう。
デメリット
- パパの食事、健康面が心配。
- 自宅の家事の滞り具合など、現在の状態が明確に把握できない。
- 赤ちゃんの日々の変化を、パパと共有できない。父性が育たない。
上記のようなことがあげられます。
里帰りで離れていると、パパや自宅の現在の状態が全く分かりません。
電話で聞いても、きっと「大丈夫」しか言わないでしょうし。
赤ちゃんは1日1日と成長し、退院した頃と顔つきも変わってきます。
パパがその変化について行けず、せっかく芽生えた父性が育たなくなる可能性も!
その他のデメリットとして、実家が汚いので新生児の赤ちゃんを連れていきたくない。
実家の布団が汚いので使いたくない。という意見もありました。
里帰り体験談・私の場合◇

「実際に里帰りしたけど…。」理想と現実
ちなみに筆者が息子を出産したときは、2週間だけのプチ里帰りをしました。
産後に腰痛が酷くなったのと、出産で会陰切開した傷が痛くて痛くて…。
ちょっとそこのものを取ろうと身を乗り出しただけでも「ひーーー!!」と悶絶していたので、実家の母に身の回りのことを全てしてもらえたことは
非常に助かりましたね。
なので、里帰りすることのメリットは、とても大きいと思います。
“親”である前に1人の人間だもの
ただ、筆者の里帰り後半は、実母が徐々に元気がなくなってしまい…。
私の身の回りの世話はもちろんのこと、赤ちゃんの度重なる夜泣きで両親を寝不足にしてしまったことも原因の1つだと思います。
たった2週間のプチ里帰りでしたが、それでもストレスに感じてしまうのですから、数カ月ともなると相当でしょう。
…といった経験を過去にしたので、「次回は里帰りしない」と、実家から帰宅して早々主人には話しました。
「交流する・理解し合う」が大事
「次回は里帰りしない」と、すぐに主人に伝えたいと思ったのは、きっと
『今回の里帰りで実家に迷惑をかけてしまったのでは?』
『里帰りしたせいで、この子(孫)が“かわいくない”、なんて言われるのでは?』
という不安や憶測が、私の心に大きくのしかかっていたからなのでしょう。
もちろん、筆者自身が経験した上記のパターンが全てではありません。
ほんの一例に過ぎませんので、どうかご心配なく。
もし里帰りをするというかたは、実家とのコミュニケーションを今よりもっと深めておけば、きっとうまくいくはず。
お互いの状況や心境を理解し合うこと、これが大事ですよ。
旦那必見!里帰りサポーター代表はパパ!「縁の下の力持ち」が肝◇

これはパパ宛のメッセージになってしまうのですが。
里帰りをしないなら、パパはママのフォローをしっかりしないといけませんよ。
なにしろお産は命がけ。想像している以上の負担がママの体にかかるのです。
要注意!「産後クライシス」
出産した女性は産褥期に、パパの非協力的な姿を記憶し、「産後クライシス」という現象が起きることがあります。
これがもとで離婚なんてことも…。
可愛さ余って憎さ百倍ということわざがあるように、パパがママにとって近しい存在・親しい存在だからこそ、頼りたかったときに
何もしてくれなかったことを、恨みにも似た感情で覚えているのです。
怖いですぞ!
「あなた、あの子が産まれたとき何もしてくれなかったわね!!」
そんなことを言われないためにも、パパはできることを今からコツコツ始めましょう。
ママが1番頼りたいのはパパなんですから。
こっちも注意!産後うつ・ノイローゼ
産後クライシスの他にも、産後うつ・育児ノイローゼなどがあります。
産後の体調とホルモンバランスが完全に戻るまで、パパはママと赤ちゃんに、愛情を言葉で表してあげてください。
産後の乳房や腹部などの体形の変化・頭髪が抜ける・身だしなみに気を使えないなど、女性として自信を失う時期でもあります。
「愛してる」「かわいいよ」照れくさくても、言葉にして伝えることは非常に大切なことなんです。
ママの笑顔、見たいですよね?
筆者は出産後、様々な経緯を経て、主人の前でもすっぴんで過ごせるようになりましたが、それでも「可愛い」と言ってくれるのは、きっと産後の私のスパルタ教育のたまものだと思います(笑)
しっかり調教…いえ、教育できているので、2人目を授かるときには、私が被るストレスはない
……と思いたい。
里帰りしないママの悩みを解決☆これくるセレクト「準備&便利サービス」

料理!食事は宅配サービスにお任せ
普段お料理をしないパパにとって、一番ネックに感じるのがお料理。
ママは産後、おっぱいで赤ちゃんに栄養を与えるため・そして頑張った自分の体を回復させるために、滋養のある食事を摂らなくてはなりません。
最近の宅配サービスの中には、野菜はカット済み、お肉は下味付き、商品が着いたらソッコー“炒めるだけ・煮るだけ・焼くだけ”、のお手軽商品が登場。
テクニックはいりません。
これならご主人でもお料理できますよね。
コープデリ➡ http://www.coopdeli.jp/daily/
シュガーレディー➡http://www.sugarlady-net.jp/lp/trial/?utm_source=Yahoo&utm_medium=cpc&utm_campaign=Yahoo_cpc
買物!消耗品はネットでポチっとな
出産後数日は悪露が出ることがあります。そういった場合、生理用品が必要になるのですが、パパはお店のレジで購入する際に
「ちょっと恥ずかしい…」と抵抗を感じるかも知れません。
こんなときもネットの力!
消耗品ですから、多めに購入しておいてもいずれ使います。
生理用品以外にも、おむつ・粉ミルク・洗濯洗剤・食器洗剤・調味料などなど、生活していく上で必要な消耗品はネットで買っちゃいましょう!
あるいは、パパにお仕事帰りに買ってきてもらうことで解決。
イオンネットスーパー➡ https://www.aeonnetshop.com/shop/default.aspx
ケンコーコム➡ http://www.kenko.com/baby.html
洗濯!溜まった洗濯の乾燥は〇〇でドライ一発
洗濯でのお困りごとは、近所にコインランドリーがあれば解決!
洗濯だけ自宅で済ませてしまえば、あとはコインランドリーの乾燥機でパリッと乾く。
うまく活用しましょう!
自宅の洗濯機に乾燥機能があったり、浴室に乾燥・暖房機能があれば、そちらでもOK。
「また干せなかった…」といったストレスを感じることなく出勤できます。
多少電気代が高くなっても、ママは目くじら立てずに見守りましょうね。
掃除!ストレスも掃除するズボラ掃除術
「パパ、掃除して💛」と言いづらいときは、お掃除ロボットにお願い。
クイックルワイパーも、ササッと床掃除できてナイスです。
モップ付きスリッパなんてのもありますよ。
トイレの掃除は、きれいな状態のときにデコラルやトイレスタンプで汚れ防止しておけば、数日間はサボったリングができません。
後は豆ぴかをペーパーにシュシュッとして便器をフキフキ。
ママが復帰するまでは、簡単でいい、完璧じゃなくていいんです。
ただし赤ちゃんの身の回りは清潔に。
ズボラ掃除術➡ http://osouji.e-joho.jp/
陣痛!電話1本すぐ来る神タクシー
子育てタクシー、ご存知ですか?
ママが突然の陣痛で動けないとき、電話1つですぐに駆けつけてくれるのです。
素晴らしいサービスですね!ただし、破水していると乗車できないということもあるそうなので、登録する前に事前確認しておくと良いでしょう。
子育てタクシー➡ http://kosodate-taxi.com/member/
入院!ママと一緒が良いね!子連れ入院
上の子がいる場合。パパ以外に頼る人がいないと、様々な心配事が出てきますよね~。
そんなときは、子連れ入院できる産院へGO!
病院によりますが、上の子の食事の準備も寝る場所も準備してくれるんだそうです。
助かりますね~!
病院ナビ➡ https://byoinnavi.jp/k20
産後!辛いときはプロ降臨
パパは仕事が忙しくて、どうしても家事が出来ない。
ママは産後の肥立ちが悪くて動けない。
そんな事象が重なったときは産後ヘルパーにお任せ♪
ママも助かりますし、仕事中のパパもホッと一安心。
産後ヘルパー➡ http://www.sango-helper.co.jp/
家事代行①➡ http://www.kajidaiko110.com/
家事代行②➡ http://www.family-bell.net/help/
母上!実家の母も心配してます
産後ヘルパーも家事代行も、『知らない人を家に上げて何かを頼んだりするのはちょっと抵抗があるな…』という場合は、実家にヘルプ!
実は、実家の方が準備万端で、出動要請を待ってたりするもんです。
娘の為ならえんやこら!
子育てタウン➡ http://kosodatetown.mamafre.jp/
安心ガイドブック➡ https://www.mcfh.or.jp/aboutus/takarakuji.html
まとめ・さいごに◇
ママの頭の中に、出産後のリアルなビジョンが浮かんだところでしょうか。
どうです?里帰りしなくても、パパと頑張れそう?
人にも寄りますが、きっと退院する頃には、体力も大方戻ってきているでしょう。
でも無理はしないでね。ママは何でも独りで抱え込まずに、周りに助けを求めて良いんです。
「産後の1カ月は忙しすぎて覚えていない」などとよく耳にしますが、愛おしいわが子の日々の成長は、本当に一瞬だけど本当にかけがえのないもの。
忘れたりしないんです。
どんなに忙しくたって、ママとパパの中に、ちゃんと記憶されるんですよ。
「里帰りしない。」その選択で、大丈夫だよ。がんばって!
コメントを残す