手の平の小さな水疱は潰しても良い?かゆみや痛みがない汗疱の原因と対処法!

手のひらに突然できる小さな水疱の原因や正体は何なのでしょうか。虫刺されやアレルギーなど特に心当たりのない方にとっては原因不明で気になると同時にその水疱をどう処置して良いのか迷いますよね。水疱を潰した時の滲出液によって周りの皮膚がかぶれてさらに湿疹がひどくなる”とびひ”のような症状も避けたいところです。

今回はそんな手の平にできる水疱の原因とその対処法についての内容です。

手のひらに突然できた水疱の正体とは?

筆者の場合は、お風呂から上がった後にふと手のひらを見ると左手中央に小さな水疱ができていることに気づきました。「うわ!何だこれ!」とはじめての出来事に少し動揺してしまいましたが、特にかゆみや痛みといった症状はありませんし、触ってみても特に問題なく簡単に潰れそうな気配もありませんでした。水疱ができる原因となりそうな事も心当たりがなく、その水疱は突然できたのです。

左手の手のひらに突然できた水疱の画像
手のひらにできた汗疱の画像
水疱の状態と症状
  • かゆみはない(触ったり刺激すると少しかゆいと感じる程度)
  • 痛みもない
  • 発赤や赤み・腫れなどはない
  • 直径2mmほどの大きさ
  • 色は無色透明
  • 水疱の表面は硬めの皮膚で覆われており簡単に潰れそうにない

水疱ができたのは8月1日で、その日はいつものように喫茶店にノートパソコンを持ち込み記事の執筆を行っていました。水疱を見る限りでは膿が溜まっている様子もなく、また炎症症状のような所見もないことから虫刺されなどの症状とも違うことが分かります。でも、考えられる原因が不明だと逆に心配になってしまいますよね。

いったいこの水疱の正体とは?

 

手のひらに水疱ができる病気

  • 汗疱
  • 水虫(白癬)
  • 掌蹠膿疱症
  • アレルギーやその他の皮膚疾患

さて、手のひらにできた水疱の正体ですが、手の平に水疱ができる原因となる皮膚関連疾患はいくつかあります。このうち筆者の症状にもっとも近いのが汗疱や水虫であることが分かりました。汗疱って言葉は今まで知らなかったのですが、字の通り汗が原因によるできもののようです。

それぞれの疾患について簡単にまとめると以下のようになります。

汗疱(かんぽう)

別名「異汗性湿疹」「指湿疹」などともいわれ、大量に汗をかいたりすることで汗が体外に排出されず詰まってしまうことが原因で皮膚が膨らんでしまう。詳しいメカニズムは明らかになっていない。主な症状は「直径1~2mmの水疱」「指の側面や手の平・足にできる」「水疱が繋がって大きな水ぶくれになる」「汗疱自体は無症状」「春や秋に多い」「水疱が破けるとかゆみや痛みを伴う汗疱状湿疹へ移行する場合もある」などのようです。

水虫(白癬)

白癬菌に感染することで足に水疱や水ぶくれができたり、皮が剥けたり、爪が肥厚したりする馴染みの深い病気です。白癬菌に一度感染すると周囲の人へも感染を拡大させてしまうため、根気よく治療を続けることが重要です。かゆみを伴う場合と無症状である場合もあるため気になる場合は皮膚科へ。

掌蹠膿疱症

掌蹠膿疱症は掌(手のひら)や足の裏に無数の膿が溜まった水疱ができる皮膚疾患で、鎖骨の激痛など関節痛の原因にもなる病気です。水疱が破けると膿が出て、破れた皮膚はかさぶたとなりガサガサした皮膚になりこれらの症状を繰り返す。原因は明らかになっていない。

アレルギーやその他の皮膚疾患

アレルギー体質の方や金属アレルギーなどを持っている方の場合にも症状として出る場合もあります。また、水仕事などをしている方の場合は手湿疹や主婦性湿疹などと呼ばれるかゆみを伴う水疱ができる場合もあります。

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原因は汗疱(汗疱状湿疹)かも!?水虫の可能性も見逃せない!

手の平に小さな水疱ができた原因はおそらく「汗疱」だと推測できますが、この汗疱の症状ととても似ているのが白癬菌による水虫の症状です。

水虫と聞くと足にできるというイメージが強いですが、水虫の原因となる白癬菌は高温多湿の環境を好むため蒸れやすい足や爪などで繁殖するため、手の爪や脇など場合によっては足以外にも水虫はおきます。汗疱との違いは感染するかしないかという点が大きく異なっており、汗疱の水疱の中身は汗なので水疱が潰れたりしても感染することはありません。(潰れると湿疹化して症状がひどくなる場合もあるので注意、詳しくは後述。)

しかし、汗疱と水虫は外見の症状が似ているため素人判断では見分けがつきにくいのも事実です。汗疱だからと安心していたつもりが実は水虫が原因となっており知らないうちに周りの人に移してしまう可能性もあるので念のため皮膚科を受診するのが得策といえるでしょう。

 

悪化するとひどいかゆみや痛み、皮膚が剥けるといった症状も

水疱が1つや2つできたぐらいで無症状であれば放置していても自然治癒することがほとんどの汗疱ですが、場合によってはいくつかの小さな水疱が繋がって大きな水ぶくれになったり、状態が悪化するとかゆみや皮膚の皮が剥けたりする厄介な皮膚の病気(汗疱状湿疹)になる可能性もあります。皮膚科を受診する人の多くが、この汗疱状湿疹や異汗性湿疹といわれる状態に悪化してからのケースが多いようです。

この汗疱状湿疹の状態に移行すると破けた水疱の部分の皮膚はジュクジュク状態となりなかなか治りづらく見た目の問題からも悩まされる人も多いようです。また、汗をかきやすい人や汗をかきやすい季節・湿度が高い梅雨の時期などは症状が再発し繰り返しやすいため症状が現れた時は早期に皮膚科などを受診し専用の薬を処方してもらいましょう。また、汗疱ができないようにハンドケアを普段から心がけておくことも予防として重要のようです。

 

水疱を潰すのはダメ!潰してしまうと悪化する危険性が!

水ぶくれや水疱ができると気になってしまい、すぐに潰してしまうという方もいらっしゃるかと思いますが、汗疱を潰すと前述の通り湿疹化してしまう場合もあるので注意が必要です。潰す前までは特に症状がなく見た目が気になっていただけなのに、いざ潰してしまうとかゆみがひどくなったり汗疱が増えてしまったりすることもあるようです。

ただの汗疱(無症状で水疱ができただけの状態)であれば、何もせずにそっとしておけば自然治癒するケースがほとんどなのでむやみに触ったり傷つけないようにしましょう。

また、気になってしまい絆創膏などを貼ったりする方もいるようですが、汗疱ができる原因は汗が十分に体外へ排出できない環境であるため絆創膏やテープを貼ることは逆に蒸れやすくしてしまい逆効果と言えるでしょう。

こまめに手を洗ったり、汗をかいたらハンカチなどで手をふくなどして蒸れないようなケアを心がけるようにしましょう。

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