ハーブとスパイスの違いは料理の種類?お茶はハーブ?

家庭菜園のハーブが一斉に芽吹きだし、何かお洒落な料理を作りたくなった。でもどんな料理にしたらいいのだろう….。レシピを覗いているとハーブ、フレッシュハーブ、スパイス、といろいろあるんですね。ハーブとスパイスってどう違うのでしょうか?

植物の部位による違いの区別

ハーブとスパイスの定義や区分については国や専門家によりさまざまな考え方がありますが、利用する部位によって区別されるのが一般的です。

植物の葉や茎を使うものをハーブ、種や実、根、樹皮を使うものをスパイスとします。

例を挙げるとバジルはハーブ、ゴマ、山椒、ショウガ、シナモンはスパイス。

 

用途による区別

薬草として利用したり、お茶として、または入浴剤などに使用するのをするのをハーブ、料理の風味付けに使うのをスパイスとする用途別区別もありますが、ハーブ類がどんどん料理やお菓子に使われる今ではこの区別は曖昧になり、両者を同じものと扱うことが一般的になりました。

 

料理の種類や調理法による区別

煮込み料理にはスパイスを使うことが多いようです。代表的なのがカレー。炒め物やオーブン料理に好んで使われるのがハーブ、ピザがその例です。でもこれらも区別が難しく、ハーブのブーケガルニは煮込みに料理に入れますし、シナモンはアップルパイにナツメグはグラタンと、あっちこっちで使われています。

 

お茶とし使う場合はハーブ?

ハーブというとハーブティーが有名です。香りを楽しむほか、薬としても古くから親しまれています。一方、シナモンやショウガで有名なスパイスティーもありますから、こちらも区別がはっきりしません。

 

和訳にみる区別

  • ハーブを『香草・薬草』
  • スパイスは『香辛料・薬味』

ハーブは香りよく体に良い『草』。

スパイスは趣を添え、ピリッと引き締めるという意味もあり、香りにとどまらず辛み、味、色を加えてくれるもの。

スポンサーリンク

まとめ:ハーブとスパイスの違いとは?

両方とも体に害を与えない植物(有用植物)を食するまたは香りを楽しむことから、ハーブとスパイスは本質的に同じものと考え『ハーブスパイス』という言葉も使われています。抜群の愛称で知られハンバーグや炒め物で活躍するパセリとニンニク(パセリヤード)はまさにハーブとスパイスのコンビ『ハーブスパイス』ですね。

 

映画にみるハーブとスパイス

私の好きな二つの映画を紹介。それぞれハーブとスパイスをテーマにした人間ドラマです。

グット・ハーブ

メキシコ先住民の時代から伝わる薬草療法をテーマに母と娘のきずなを描き、世界各地の映画祭で高い評価を得た人間ドラマ。

幼い息子を育てながらラジオ局で働くシングルマザーのダリア(ウルスラ・プルネダ)と、メキシコ先住民が治療に用いた薬草を研究する民族植物学者の母ララ(オフェリア・メディーナ)。ララとダリアは互いを干渉しないように暮らしてきたが、ララはある日認知症と診断されてしまう。

メキシコ先住民の時代から伝わる薬草療法をテーマに母と娘のきずなを描き、世界各地の映画祭で高い評価を得た人間ドラマ。シネマトゥデイより

ハーブを通じて親子のきずなを描く心温まる作品です。

マダム・マロリーと魔法のスパイス

南フランスを舞台に、格式あるフレンチレストランと新勢力のインド料理店のバトルを絶妙なさじ加減で描写する。高慢なフレンチマダムを名女優ヘレン・ミレンが演じ、その宿敵をインドのベテラン俳優オム・プリが好演。食欲をそそる数々の料理はもとより、異文化の共存共栄の物語が共感を呼ぶ。

インドのムンバイでレストランを営むカダム家の次男として生まれたハッサン(マニシュ・ダヤル)は、名料理人の母から絶対味覚を受け継ぐ。だがある晩、彼らの店は選挙絡みの暴動により全焼し、母親まで失ってしまう。失意の父(オム・プリ)は子供たちを連れてヨーロッパに移住し、南フランスにある自然豊かな山間の小さな町にたどり着く。シネマトゥデイより

スパイスがインド移民のシェフをフランス料理界のトップに伸し上げていく話。


 

ハーブもスパイスも、料理に華を添えるだけではなくドラマを生み、人の心をつかみ癒してくれる、時には人の心を動かすことだって。ハーブティーを飲みながらこんな映画を観るのもお薦めですよ。


スポンサーリンク

★この記事をみんなに教えよう!★