下腹部の張り/下痢/腰痛/発熱などの症状の原因となる病気と対処法について

「最近、お腹が張っている・・・」「下痢も続くし、熱っぽい」などの症状があるという方、少し気をつけたほうがいいかもしれません。

これらの症状は、慢性的に続くと、慣れてしまって見逃しがちですが、重篤な病気のサインである可能性があります。

今回は、これらの症状の原因となる病気についてご紹介します。

下腹部の張り・下痢・腰痛・発熱・・・これらの症状の原因となる病気とは?

「下腹部の張り」「下痢、嘔吐」「腰の痛み」「発熱」といった、これらの症状から考えられる病気には、次のようなものが挙げられます。

  1. 胃腸風邪(ウイルス性胃腸炎)
  2. 腹膜炎
  3. 膵炎
原因疾患1:胃腸風邪(ウイルス性胃腸炎)

まず1つ目は「胃腸風邪」です。これは一番、かかる可能性がある疾患かもしれません。

これは「ウイルス性胃腸炎」と呼ばれるもので、ウイルスが原因となって発症する胃腸炎のことです。

冬場に大流行する事が多く、「ノロウイルス」による胃腸炎、赤ちゃんに多いのは「ロタウイルス」「アデノウイルス」による胃腸炎です。(子供や赤ちゃんが感染しやすい病気は「子供・赤ちゃんの感染症の時期一覧と病気の原因や症状を分かりやすくまとめたよ!」の記事を参考にしてください。)

ほとんどが経口感染で、「ウイルスが付着した食品を食べた」「ウイルスが含まれている便や吐瀉物に触れた」などが原因となります。

症状としては、腹痛に加え、下痢・嘔吐などを伴います。

原因疾患2:腹膜炎

次に腹膜炎についですが、これには急性と慢性のものがあります。

急性腹膜炎は、お腹の中(=腹腔)の臓器の表面を覆っている膜である「腹膜」が炎症を起こした状態です。普通、腹腔は無菌状態ですが、何らかの要因で細菌感染が起こる事があります。これによって急速に腹膜に炎症が起こるのが、急性腹膜炎です。

突然の激しい腹痛に襲われ、発熱・吐き気・嘔吐などの症状も伴います。

また、慢性の場合はほとんどが、結核菌によるものです。微熱やだるさに加え、腹痛、お腹の張り、食欲不振などの症状が伴います。腹痛は、急性に比べると軽いですが、慢性的に痛みが続きます。

原因疾患3:膵炎

3つ目に考えられるのは「膵炎」です。その名の通り、膵臓で炎症が起きる病気です。

膵臓は、消化に必要な様々な「酵素」を分泌しています。正常に働いている場合は、それらの消化酵素が自分(膵臓自身)を消化してしまわないような仕組みが機能しているのですが、何らかの原因でその機能が上手く働かなくなると、膵臓は自分で自分を消化してしまい、炎症を起こします。

一番多い原因は、アルコールの多量摂取で、その次が胆石です。原因不明で起こることもあります。

症状としては、激しい腹痛、吐き気、背部(背中〜腰)の痛み、お腹の張りが挙げられます。これらの症状は、治っていくこともありますが、時間とともに重症化することも多いにあります。

 

では、この症状への対処法は?

上の項目で挙げた原因別に、それらの症状への対処法を見ていきましょう。

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胃腸風邪(ウイルス性胃腸炎)の場合

インフルエンザなどと違い、有効な抗ウイルス剤はないので、対処療法がメインとなります。

下痢・嘔吐の症状により、脱水症状になることがあるので、まずは水分補給をすることが第一の対処です。

下痢止めや吐き気止めの使用も対処法の1つとして考えられますが、下痢や嘔吐というのは、ウイルスを体外に排出するための体の働きなので、むやみに抑えないほうが良いと言われます。

まずは水分補給をきちんと行い、症状が治まってきたらおかゆなど、胃に負担をかけない食べ物を食べましょう。

腹膜炎の場合

急性の場合は、「突然、激しい腹痛に襲われる」という症状があります。そのような症状があればすぐに病院に行きましょう。(必要ならば救急車を呼びます)急性腹膜炎は放っておくと重症化し、命に関わりますから、素早い対処を行いましょう。

慢性の場合は、結核菌によるものがほとんどですから、自然治癒は難しいと考えられます。

急性・慢性どちらの場合も、異変を感じたらすぐに病院へかかりましょう。

膵炎の場合

予防としては「アルコールの摂取を控える」ことが一番です。

膵炎の怖いところは、「初期の自覚症状が無い」という点です。最初の痛みは「軽い胃痛」程度で、腰の痛みも感じない場合が多いようですが、激しい痛みを感じる時点ではすでに重症化していることがほとんどです。

軽い症状であっても、腹痛に加えて、体の背面に痛みを感じる場合は、早めに病院にかかりましょう。

 

よくある症状、でも大病のサインかも

「下腹部の張り」「下痢」「腰の痛み」「発熱」というと、よくある症状で、軽い風邪の時や激しい運動をした後でも感じるものです。

しかし、「急に」「激しく」このような症状が出た場合や、「長期間」「じわじわと」続く場合には注意が必要です。

軽い症状の段階で発見できれば、すぐに回復するものもあります。気になったらすぐに病院へかかるようにしましょう。

女性の下腹部の張りやガス溜まりの原因と解消法に関しては「ガス溜まりが原因でお腹が張る時の解消法4選!ガス抜きに効果的な対処法とは?」の記事をご覧ください。

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