【迎え火と送り火のやり方】お盆の日にちと時間帯/地域で異なる作法について

お盆について様々な角度から見てきました。今回はお盆の始まりと終わりに行なう「迎え火・送り火」について、やり方や日にち、時間についてまとめていきたいと思います。

(画像引用元:http://hachidaime.blog26.fc2.com/

お盆の日にちって?

7月15日頃、もしくは8月15日頃に行なわれます。それぞれ13~16日の4日間が多いのですが、15日までの3日間の地域も。7月に行なうのは東京と神奈川県の一部、沖縄地方などで、そのほかの多くの地域では8月に行なわれます。真夏の暑い盛りで、農業の繁忙期にあたることから、更に細分化されて時期がずれている地域もありました。詳しくは「初盆・新盆・旧盆とは?」にてふれていますので参考にして下さいね(^^♪

 

迎え火と送り火のやり方と時間帯は?

迎え火と送り火の役割は、仏さまを自宅へとお招きしお見送りするまでの間灯される道しるべ。方法と時間帯については、地域によるしきたりが大きく異なりますので、確認が必要です。

迎え火のやり方と時間

盆入り (13日) の夕方から夜に行ないます。お墓が遠い方は玄関先でのみ行います。

用意するものは、オガラ (麻の茎を剥ぎ乾燥させた植物) ・素焼きのお皿・ (ほうろく)

bg-0079-8a-0a

【ほうろく・麻がらセット】焙烙・おがら・盆用品・素焼き皿 (Amazon)

このお皿の上で火を焚くので、マンションなどの集合住宅や住宅街では難しいこともあるかもしれませんね。電球式のお盆提灯を玄関先や窓際に下げてお迎えするという方法もあります。

13日までに盆棚  (精霊棚) を用意します。仏壇の前に机を置き、その上にまこも (ススキのような草) を敷き精霊馬・果物・菓子・花・位牌・水鉢・燈明等をお供えします。地域や宗派によっても異なりますので注意してください。

zentaizu

引用元:http://dairyuji.net/

盆入り当日までに仏壇の掃除も済ませます。

盆入り当日には家族揃ってお墓参りをしながら、墓掃除を行ないます。持参した提灯に墓前で使用した火を移し、自宅前で迎え火を焚く際に火元とし、更に迎え火の火をお盆提灯に移す、という地域もあります。これは、墓前まで仏さまをお迎えに出向き、提灯の火で道案内をして迎え火で自宅の場所をしっかりとご案内するという意味合いがあります。お墓が遠い方は自宅前で迎え火を焚きます。これでお盆、仏さまと共に過ごす時間が始まります。

送り火のやり方と時間

時間は夕方、迎え火よりも少し遅めに行ないます。仏さまに少しでもゆっくり過ごしていただきたいという思いの表れです。午前中までは仏さまは自宅にいらっしゃいます。迎え火の逆をたどります。お盆提灯から火をもらい、提灯を下げて家族全員でお墓へ向かい、お墓参りをしてから火を消します。お墓まで行けない場合には、夕方になったら玄関先で送り火を焚きます。また来年も来て下さるように、ゆっくりとお帰り下さいという思いを込めて家族全員揃って行ないます。

IMG_2264

引用元:http://blog-imgs-32.fc2.com/

スポンサーリンク

地域ごとのしきたりの違い

お盆の盆棚の仕立て方から地域ごとに大きく変わってきます。

bondana

引用元:http://matome.naver.jp/

obon3

引用元:http://www.e-sogi.com/

お供え物の内容も地域色豊かなのが分かると思います。奥にある笹はあの世とこの世とを隔てる結界を意味するために用意したそうですが、年々笹までは用意することは減ってきているようです。盆棚にしくまこもは、お釈迦様がまこもで作ったござに病人を寝かせて癒されたといういわれから、お供え物の下に敷くようになりました。お盆期間中は仏壇の扉を閉める地域もあります。

迎え火の地域によるしきたりや特徴

外から家の中へ向かって火をまたぐ⇒仏さまをお迎えしたことを意味する

精霊馬と一緒に果物などもお供えする⇒東北・関東・北陸の一部地域

海で迎え火を焚く⇒海に縁のある地域で行なわれます

送り火の地域によるしきたりや特徴

京都の大文字焼き⇒東山の五山送り火は、この火を見ながら仏さまが帰っていくとされます。

photo_d_01

引用元:https://www.kyokanko.or.jp/

精霊流し⇒長崎で8/15の夕方に行なう祭り。故人の家族が船を作り街中を曳きながら練り歩いたことから。賑やかな声が遅くまで街中に響きわたるそうです。

image

引用元:http://www.nagasaki-tabinet.com/

精霊流し⇒お盆のお供え物なども近くの川に流していましたが、近年は行われなくなってきています。

精霊馬:仏さまが落ちてしまわないように素麺で手綱をつける・塩や味噌などをお土産に載せる。

火をまたぐ⇒3回くらいまたぎます。健康を願う目的が。

 

日本の伝統が詰まった数日間です

慌ただしい準備も、全ては仏さまとの懐かしい日々を偲ぶための大切な時間でした。バタバタとした日々を送る現代だからこそ、ゆったりと古来にのっとった時間の過ごし方を改めて見つめ直して大切にしたいものですね。

スポンサーリンク

★この記事をみんなに教えよう!★

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です