「うちの子、最近寝返りするようになったの!」「うちはまだまだ全然ダメで・・・」という会話が新米パパ・ママの間ではあるかもしれません。
赤ちゃんの寝返りは、1つの成長の目安にもなっていますが、いつからし始めるのが普通なのでしょうか。また、寝返りをなかなかしない赤ちゃんのその原因は何なのでしょうか。
今回は、赤ちゃんの寝返りが始まる時期や、寝返りをしない原因、また練習をさせる必要があるのかどうかなどについて、ご紹介していきたいと思います。
記事の内容
赤ちゃんが寝返りをし始める時期
赤ちゃんが寝返りをし始めるのは、だいたい生後5〜6ヶ月頃だと言われています。この時期になると、腰の周りの筋肉やそれを動かす神経が発達するため、寝返りを打てるようになるというわけです。
しかし、これよりも遅い時期、または早い時期に寝返りを始める赤ちゃんもいます。また、全く寝返りをしない子もいます。寝返りが出来なくても、それは異常なことではありません。
中には、寝返りを全くしないままおすわりが出来るようになったり、ハイハイを始める子もいます。これは、腰の筋肉が発達した証拠であるため、おかしな話ではないのです。
赤ちゃんそれぞれによって個性があるので、他の子と比べて不安になる必要はありません。また、特に寝返りの練習などをさせる必要もありません。
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寝返りをしない3つの原因
赤ちゃんがなかなか寝返りをしない原因としては、次のようなことが挙げられます。
- 着ている服が分厚い(動きづらい)
- うつ伏せになるのが嫌い
- 体格が大きいため、自分の体を動かしづらい
原因1:着ている服が分厚い(動きづらい)
これは、冬場などには考えられる原因かもしれません。小さい体で寒い思いをさせてはいけないと、たくさん着込ませるパパ・ママがいますが、基本的に赤ちゃんは私たち成人よりも体温が高いため、あまり厚着をさせる必要はありません。新陳代謝がよいため、たくさん汗をかいてしまって、皮膚炎などの原因にもなります。
また、このように体を動かすのには不便になる場合もあるので、部屋の温度や空調には十分に配慮した上で少し薄着をさせるくらいでちょうど良いでしょう。
原因2:うつ伏せになるのが嫌い
これは意外かもしれませんが、赤ちゃんにもそれぞれ好みがあって、仰向けの姿勢が好きな赤ちゃん、うつ伏せの姿勢が好きな赤ちゃん、と様々です。
頑として寝返りをしようとしない場合は、うつ伏せの姿勢が苦手なのかもしれません。
また、目を離したすきにうつ伏せになっている場合もあるので、寝返りをなかなかしないからといって神経質にならなくても大丈夫です。
ただし、うつ伏せによる窒息死などを防ぐためにも、ベッド周りなど赤ちゃんが寝転がっている周囲に置く物には注意しましょう。
原因3:体格が大きいため、自分の体を動かしづらい
体が大きめの赤ちゃんだと、自分の体の大きさに筋肉の発達が追いついていない場合もあります。このような場合は、時間とともに寝返りを打てるようになりますし、仮に寝返りをしなくてもあまり心配はありません。
のんびり見守って、心配なら検診で相談を
寝返り一つとっても、初めての赤ちゃんを持つパパやママにとっては一大事です。
なかなか寝返りを始めない我が子にやきもきしたり、心配になることもあるかと思います。しかし、赤ちゃんにはそれぞれ個性があります。成長のスピードはその子によって様々です。
のんびりと構えて見守ってあげるようにしていきましょう。もしも心配なら、定期検診などで相談してみると良いでしょう。
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