子供が膝の前十字靭帯を切った時の病院の探し方

子供だけではなく大人でも起こりうる膝の靭帯断裂ですが、特に育ち盛りのお子様をお持ちの親御さんであれば今後の生活や将来に影響が出るのではないかと心配や不安に駆られることもあるかと思います。ましてや真剣にプロを目指してスポーツを行っている子にとってはとても深刻な問題ですよね。

特に膝の靭帯損傷の中でもスポーツ選手に多い前十字靭帯(ACL)を切ってしまった時はどうしたらよいのでしょうか?病院を受診して手術を受けることに越したことはありませんがどんな病院を選ぶべきか、手術は受けるべきなのかなど親の目線で病院受診のポイントを今回はご紹介しようと思います。

手術を受けるか受けないかの判断はどこでする?

「前十字靭帯をやってしまった!」と聞くととても深刻な怪我のように聞こえますが、実は前十字靭帯を切ったからといって必ずしも手術をしなければいけないというわけではありません。

損傷直後は急激な腫れや痛み・内出血などの炎症症状を伴いますが、炎症が落ち着けば日常生活は普段通りに行える場合が多いからです。

担当医師からも手術に関する説明を受けるかと思いますが、必ず手術を薦めるかというとそうではないのです。

 

手術が必要なケースとしなくても良いケース

では、どこで判断するかというとお子様の活動状況や少し先の将来を予測して判断することになります。判断のポイントとしては「競技レベルのスポーツを行うかどうか」というのが一番分かりやすいポイントです。

プロを見据えて積極的なスポーツ活動を今後も行うのであれば手術は必要になりますが、激しいスポーツは行わいのであれば手術は見送る場合もあります。

 

手術しなくても本当に大丈夫なの?日常生活への影響は?

手術をしない場合に起こる症状としては「歩行や走行の際の膝の不安感」「膝がずれる感じがする」といったものです。激しい運動などを行わなければ日常生活は問題なく遅れますが、こういった症状が気になる場合は手術するのもありと言えます。

また、靭帯が切れていることで膝の安定性が欠如しているためにこれらの不安感を感じるわけなので、コンタクトスポーツやストップ&ターンなど激しい切り替え動作を伴うスポーツをする方は勢いで他の靭帯や半月板などの軟骨を損傷することもあるため手術は必須となります。

スポーツ活動を行わない方は経過観察を行いながら、どうしても不安感が気になる場合に後日または数年後などに手術を受けることになります。

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将来的な膝への影響は?

これをいうと怖いと感じてしまう方もいらっしゃいますが、将来的に膝への影響がないかというと全くないとは言い切ることはできません。一度傷ついた組織は100%元の状態に戻ったり再生することはありえないので、正常から逸脱した状態であることには変わりないからです。

特に将来的な変形性膝関節症の発症リスクは怪我をしていない健常者と比べたらどうしても高くなってしまいます。その点を理解しつつ発症の予防やケアを普段から行っていくと良いでしょう。

 

病院を探すときのポイント!整形外科を選べば良い?

前十字靭帯損傷をした場合は整形外科病院を受診することになりますが、手術に関してはどの病院でもできるというわけではありません。多くの場合は大学病院や膝関節の専門医がいる病院へ手術のための紹介状などをもらい後日受診するということになります。

また、執刀医の違いによっても予後(手術後の回復状態・術後の後遺症や活動)が大きく変わることもあるのである程度医師や病院の選び方も知っておくと不安も解消できるかと思います。

 

スーパードクターはどこ?探し方の3ポイント

それでは最後にあなたにとってのスーパードクターを探すための筆者なりのポイントをまとめて紹介します。

スポーツドクターは術後の成績が高め?

筆者の経験上ですが、病院を選ぶ際にはスポーツドクターをまず探します。スポーツドクターといっても色々なドクターがいるので、その中でも膝関節に詳しい膝の専門医を探してみると間違いありません。

なぜスポーツドクターかというと、手術によって縫合する靭帯の長さや緊張などの違いによって術後の膝の状態が大きく異なることを体感しているからです。少しマニアックな内容になってしまいますが、靭帯を短めに縫合すると術後は膝の動きが制限されやすいが伸びたり関節が緩みにくくなるというメリットがあったり、術後から膝がスムーズに動かせるように調整した場合は徐々に膝の不安感を感じるようになるというデメリットがあったりと医師の術式1つでその後の予後が変わるからです。スポーツ選手を相手にしている医師の場合は、スポーツに影響が出にくいように色々と考えられた方法で手術を行ってくれ、それはスポーツを行わない方にとっても理想的な手術になることでしょう。

学会・病院HPを参考にしてみる

病院のHPなどを見れば医師のプロフィールなどに所属している学会や得意分野などが記載されているので参考にするのも良いでしょう。

また、各学会のHPなどでも会員が所属している病院情報などが掲載されていることが多いので参考にしてみてください。(膝関節学会・関節外科学会・整形外科学会など種類は色々とあります)

口コミ情報や知人の紹介は以外と便利

積極的なスポーツ活動を行っている場合であれば所属している団体の監督やコーチ・トレーナーが在籍していることもあるので、靭帯損傷に明るいと評判の病院や医師を知っている場合が多いです。団体によっては怪我をした場合は「〇〇病院の〇〇先生」と半提携状態にある先生もいるはずです。また、過去に同じ怪我を患ったお子様をお持ちの親御さんや知人に聞いてみるのも良い方法です。

人によっては有名な病院で手術を受けさせたいと遥々遠方から受診する方もいますが、各都道府県内には必ずそういった先生がいるはずなのでまずは近くから探してみましょう。

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