アブに毒性はある?巣や発生場所・時期はいつ?種類と生態についての基礎知識

夏には害虫がつきものですが、その中でも山でのキャンプや川遊び・海水浴場などどこにでも現れる厄介な害虫がアブです。蚊に比べたら気づきやすいため刺されたり噛まれたりすることは稀ですが、しつこくまとわりついてくる大きなハエのようにも見えるアブは恐怖そのものですよね。

今回はそんなアブはどのような場所に生息しており、どのような環境を好むのか。また、アブはなぜ人を襲うのかなどアブの生態に関する基礎知識をまとめた内容です。

アブとハチの違いとは?ハエと同じ?毒性は?

大きさや見た目からハチと混同されがちなアブですが、実はハエの仲間でありハチとは違い刺された時の毒性も人体に影響するほどではないようです。スズメバチに2回目以降刺された時に現れるアレルギー症状であるアナフィラキシーショックはアブの場合で起こることはほとんど無いようです。

アブは大きなハエであり、ハチに代表されるあのクビレが無いのも特徴です。また、ハチはお尻にある毒針で刺し血を吸うことはありませんが、アブは蚊と同じように尖った口で血液を吸血するといった違いもあります。他にもハチは巣を作るのに対して、アブは土の中や水中で過ごすなどの違いもあります。

では、そんなアブの生態をもう少し詳しく覗いてみましょう。

 

アブの生息場所と大量発生時期

まず、アブはどのような場所を好みどの時期に大量発生するのかについてですが、アブが発生する場所は自然豊かな環境であり、野山や水辺などあらゆる場所で発生する可能性があります。ガーデニングや植木・池など自然環境があると蚊と同様にアブも好みます。

日本国内に生息するアブの種類は20種類以上もいるとされ地域や地方によっても代表的なアブの種類が異なるようですが、どの種類のアブも活動時期のピークは暑くなってくる夏場であり、東北地方のクロメクラアブが5〜6月ともっとも早く、ヤマトアブが8〜9月と遅いようですがどの種類も活動がピークとなり大量発生しやすい時期が7月〜8月となっています。

 

アブの活動条件

それではアブはどのような条件下で発生し、活動がより盛んになるのかについて簡単に解説しましょう。

気温

夏場に多く発生するアブですが、アブの多くは気温が18°C〜30°Cの環境下でもっとも活動しやすくなります。気温は低すぎても高すぎてもアブの活動が鈍くなるため35°Cを超えるような猛暑日などでは逆にアブもダウンしてしまうようです。

天候

物理的にアブの活動を阻害する雨や強風などの悪天候時にはアブの活動が鈍くなります。晴天時や無風の時はアブだけてなく他の害虫の活動も活発になりやすくなります。

水や木々などの自然環境

都心部よりも自然豊かな山や川辺などはアブの繁殖場所ともなり、アブが好む環境となります。開けた団地や都心部でもアブが発生するときは周りに公園や草むら・河川が近いなどの可能性があります。また、ガーデニングなどで庭に植物や木などが生えていると蚊と同様にアブも繁殖しやすい環境のため発生する可能性があります。

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アブの種類

アブの種類のうち日本に多く生息する最優占種として以下の10種類のアブが報告されています。

  1. ニッポンシロフアブ
  2. ゴマフアブ
  3. アオコアブ
  4. シロフアブ
  5. イヨシロオビアブ
  6. アカウシアブ
  7. フタスジアブ
  8. キスジアブ
  9. タイワンシロフアブ
  10. クロメクラアブ

 

アブの繁殖とは?巣を作るの?

アブがハチの巣のような巣を作っているのを見かけたことがある方もいるかもしれませんが、アブの繁殖場所は木や草の葉の裏に数百個の卵を産みつけるため巣は作りません。卵は数週間で孵化し、生まれた幼虫は葉から落ちて土や水中で過ごすことになります。アブの種類や環境によって成虫になるまでの期間は異なりますや、1年から3年ほどばらつきがあり越冬は土壌の中で行います。

また、アブの種類によっては蟻の巣を住処にしたり、蜂の巣を襲ってハチの幼虫を捕食するアブの種類もいるため土や軒下などにアブが巣を作っているように思ってしまう場合もありそうです。

 

動物や人間を刺したり襲うアブとは?

山などに行くとしつこくまとわりついてくるアブですが、蚊と同じように産卵を控えた雌のアブが栄養分を摂取するために動物や人間の血を吸血します。襲いかかってくるアブや蚊はすべてメスのアブなのです。

動物が少なく人間も立ち入らないような山奥に住むアブは生き残る術として、吸血しなくても卵を生むことができ種類のアブも確認されており、繁殖を止めることは不可能ともいわれているようです。

関連記事:「アブが車に集まってくる原因と対策方法!」

アブが標的とす色は黒や赤

また、アブに標的とされやすい色も分かっており、白や黄色の色に比べて赤や黒色などの暖色系の色が標的となりやすいようで、白黒模様の牛(ホルスタイン)やシマウマの血を吸血するアブのほとんどが黒色の部分にとまることが分かっています。

外でアブに狙われないためには白色など薄い色の服装を心がけて赤や黒色などの服は選ばないようにするのも対策方法として有効です。

 

アブに刺されたり噛まれた時はどうすれば良い?

アブの生態を知って対策をしていたとしても噛まれたり刺されたりしてしまうこともあるでしょう。そんな時はどうしたら良いのか万が一に備えて対処法もチェックしておくと安心ですね。詳細は「アブに刺された時の症状と対処法!子供が刺されたら応急処置はどうする?」の記事でまとめてあります。

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